【三輪】愛はあるが相性は悪い(後編)

【三輪】愛はあるが相性は悪い(中編)

 

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どうも車内の左投げ右打ち三輪です。

そろそろバイクのお話完結を。。

エンジンが風邪声のような音をして白煙を撒き散らし、ママチャリ限界のスピードに落ち、最後を迎える、愛する六速マニュアル原付。

スローダウンして立ち止まった場所は、

なんの因果か、20メートル先に最初に修理に持って行った〇〇輪業があった。

この時点で六速原付にもう乗らないとは思ってなかったので一応

「あの〜、、バイク調子悪くて、みてもらっていいですか?」

そういうと、〇〇オヤジは半年前に見た無愛想な感じはなく、

どれどれ。

どしたんどしたん。

と。

それもなんか気持ち悪い感じだったがそしたら、

「あー、これはもうエンジンダメだね!新しいエンジンに積み替えるくらいなら、新しいの買った方が早いよ!」

ああそうなのか。まあもらった時に予言された半年は乗り切ったからそれはもう仕方ないなと。

そうしたら、

「どうする?ウチでエンジン交換するくらいの金額で中古の原付出せるけど?」

ほう。

「そしたらこのバイクの処分も引き受けるよ?」

ほう。ほう。

〇〇オヤジのことは一切信用してないが、乗り物もなくなり、買うあてもないので一応話を聞いてみることに。

するとオヤジは、50メートルくらい離れたガレージへ連れて行った。

そこは、無数のバイクがおいてはあるのだが、

廃屋か??ってくらい薄暗く、とても商品が置いてあるようなガレージとは思えなかった。

そこでオヤジは、

「これなら、整備したら4万くらいでいいけど?」

と、指差したその原付は、

埃もかぶってて、

前輪パンクしててしかも、

ヘルメット着用が任意であった昭和時代かってくらい型落ちの原付。

流石に街中歩いてれば、それが古い型だと言うのは俺でもわかる。

もちろん買う気などなかったが、少し考えますと伝えた。

すると、

「こっちの今まで乗ってたバイク、もうおいて行ってもいいよ?今度廃車登録だけ持ってきてくれれば。」

なるほど。

わかった。

〇〇オヤジ、最初から俺のバイク目当てやな。

それがわかったとて、もう乗れないバイクの処分はやはり困る。

すぐにしっかりしたバイクを買う資金もない。

当然、昭和原付を四万で買う気はさらさらない。

ので、

「わかりました。お願いします。今度廃車登録持ってきますね。」

「じゃあそうゆうことで。廃車登録は市役所の〇〇係で

と説明されてる時はもう話は聞いていない。

要するにこのオヤジ、廃車バイクを整備して売り捌いてるわけだ。

乗れればいい、くらいの、町のバイク音痴達をターゲットにした商売。

廃車登録をやたら細かく話してきたのは、それが無いと商品として売ることができないからだな。

こうしてワタクシの六速マニュアルは、胡散臭い〇〇輪業の共同墓地へ。

しかし

一矢報いたいワタクシ。。

ここから25年くらい経ちましたが、

廃車登録はいまだに持っていってない。

なんか、

なんか、せめて、

〇〇輪業の肥やしにしたくないという思い。

んーでも、

あんな共同墓地蓄えてるバイク屋ですし、

非合法で売り出したりしてるかもなー。

この半年でバイクのことを少し学び、、

次の相棒に出会う為、貯金を始めるのであった。。

 

…あああああ!終われなかった!笑

すんません!次こそさくさくっと完結編を!笑

 

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